自動でにおいをかぎ分ける「におい検査機」一般向け発売開始
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アンリツ株式会社が、製品開発や生産現場などで人が直接においをかぐ検査を自動化する「におい検査機」を2025年7月1日(火)より一般向けに発売。
人が感じることのできる五感の中で、これまで嗅覚は自動化が難しいとされてきましたが、「におい検査機」では新たに開発されたにおいセンサとAI学習機能により、あらゆるにおいを数値化・可視化できるのだそう。
人の嗅覚は、約400種類の嗅覚受容体を通じてにおいの特徴を記憶するとされています。
一方、「におい検査機」には人の嗅覚受容体に相当する“におい吸着膜”が40種類あり、それぞれの膜ににおい分子が付着すると、各センサの周波数が変化。その変化を捉えることで、においの識別が可能に。さらに、AIを駆使して高次元データを変換し、評価軸に表すことでにおいを可視化します。最大で6サンプルの検査ができ、1サンプルは1回3分で測定可能。
今後、においの検査に関わるさまざまな場面への貢献が期待されます。
問い合わせ先/アンリツ株式会社 www.anritsu.com/ja-jp