摘果タンカンを精油に。農福連携を実現

鹿児島県大島郡龍郷町の就労継続支援B型事業所「あまみん」が、摘果タンカンを活用した精油の製造を開始。あまみんでは、心身に障がいがある人の就労支援として、果物を使ったジェラートや自家栽培したハーブティーなどの製造・販売を手がけています。


商品開発を進めるなか、摘果(間引き)タンカンが大量に廃棄されていることを知り、活用の道を模索。タンカンの果汁はジェラートの原材料に、果皮は精油として使用し、最終的に残った加工残渣は肥料の材料として畑に還す、循環型農業に取り組んでいます。


現在はタンカン精油に、奄美市笠利町のバニラ農家から仕入れたバニラビーンズを漬け込み熟成中。柑橘系のフレッシュさとバニラビーンズの甘い香りが溶け合う、リラックスしたい時に使いたい香りをイメージしてブレンドし、2026年春頃の販売開始を見込んでいるそう。


本事業は奄美群島広域事務組合の2025年度「島ちゅチャレンジ応援事業」に採択され、未利用資源を活用した商品開発に大きな期待が寄せられています。



お問い合わせ先/株式会社リーフエッヂ reefedge.co.jp

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