世界を旅し、香水原料植物を探究した記録
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希少な天然香料の原料となる植物がどのように育ち、調達されているか、香りの謎を解き明かす1冊。著者のドミニーク・ローク氏は、より奥深い香水を作るための天然成分を見つけるべく、ブルガリア、ラオス、エルサルバドル、インドネシア、さらにはエジプトを経由してスペイン、ソマリランドまで旅へ。
パチュリやダマスクローズといった香水業界で貴重な原料について、産地や歴史的・文化的重要性、人気の理由などが語られるほか、自身の人生や仕事に関する思い出や考察も。
また、香水業界の伝統から気候変動の影響まで、社会問題に関する情報も必読。
『香りの起源を求めて 香水を支える植物18の物語』 ドミニーク・ローク 著 門脇 仁 訳 2,640円(税込)
お問い合わせ先/築地書館株式会社 tsukiji-shokan.co.jp
