アロマで部屋をいいにおいにする方法!インテリアに合わせた香りコーディネート術も紹介
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部屋をいいにおいにしたいと思っても、芳香剤を置くだけでは思うように香りが続かなかったり、インテリアと合わず違和感を覚えたりすることはありませんか?心地よい香りの空間をつくるには、においの元を整えた上で、暮らしや部屋の雰囲気に合った香りを選ぶことが大切です。
今回は、精油(エッセンシャルオイル)を使った掃除や洗濯などの下準備から、手軽に取り入れられる香りの演出方法、インテリアに合わせた香りのコーディネート術まで、部屋をいいにおいにする方法について解説します。
部屋をいいにおいにする下準備でのアロマ活用法
部屋のにおいを整えるためには、単に市販のフレグランス製品を置くだけでなく、日常の掃除や洗濯、消臭のタイミングで精油を取り入れることが効果的です。
ここでは、キッチン掃除・洗濯・消臭の3つのシーンで実践できる精油の活用法を紹介します。
掃除:ナチュラルクリーナー

キッチンの掃除には、無水エタノールとセスキ炭酸ソーダを組み合わせたナチュラルクリーナーがおすすめです。
化学系の強い洗剤を使わなくても十分に汚れに対応でき、精油を加えれば掃除の最後に好みの香りも残せます。
〈準備するもの(500ml容器1本分)〉
- 無水エタノール…5ml
- セスキ炭酸ソーダ…5g
- 水…400ml
- 精油…10~20滴
- ガラスビーカー…2個
- ガラス棒
- スプレー容器(500ml)
〈作り方〉
- ガラスビーカーに無水エタノールを入れ、精油を加えてガラス棒でよく混ぜる。
- 別のガラスビーカーに水を入れ、セスキ炭酸ソーダを加えて溶かす。
- 2.に1.を加えてよく混ぜたらスプレー容器に移し、よく振って混ぜる。
※手荒れしやすい人はゴム手袋を着用してください。
※変色する場合があるので、アルミ製品や天然素材には使用しないようにしましょう。
※使用時は容器をよく振ってから使いましょう。
※保存料が入っていないため、冷暗所に保管し2週間以内に使い切ってください。
洗濯:衣料用柔軟剤

毎日の洗濯の仕上げには、オリジナルの柔軟剤を取り入れるとよいでしょう。自分の好きな香りをほのかに楽しむことができます。
使い方は、30ml~50ml程度の量をすすぎの段階で洗濯機に投入します。使用前は精油が分離しているので、よく振ってから使用してください。
〈準備するもの(250ml容器1本分)〉
- 無水エタノール…20ml
- 水…200ml
- クエン酸…大さじ2
- グリセリン…大さじ2
- 精油…20~30滴
- ガラスビーカー…2個
- ガラス棒
- ボトル容器(250ml)
〈作り方〉
- ガラスビーカーにクエン酸、グリセリンを入れてガラス棒でよく混ぜる。
- 別のガラスビーカーに無水エタノールと精油を入れて混ぜ、1.と合わせる。
- 2.に水を入れてよく混ぜ合わせたら、ボトル容器などに移す。
※かんきつ系や樹脂系などの精油は、布に色がつく可能性があるので避けましょう。
※香りの強い精油は使用量を調整しましょう。
※精油は引火性があるため、乾燥機の使用は避けてください。
※精油の種類によっては溶けやすさが異なるため、精油と無水エタノールの量は適宜調整してください。
※保存料が入っていないため、冷暗所に保管し2週間以内に使い切ってください。
消臭:保冷剤を使った消臭剤

冷蔵庫の中で余りがちな保冷剤は、実は簡単なアロマ消臭剤の素材になります。材料も少なく手間がかからないため、すぐに実践できます。
〈準備するもの〉
- ゼリー状の保冷剤(凍っていない状態のもの)…1袋
- 精油…1~2滴
- 容器
〈作り方〉
- 保冷剤の袋を開けて、中のジェルを清潔な容器に移す。
- 1.にお好みの精油を1~2滴たらして軽く混ぜれば完成。
※「環境配慮型」や「消臭剤として使えます」などが明記された保冷剤を選ぶことをおすすめします。
※小さなお子さまやペットがいる場合は、誤飲防止のために蓋に穴のある容器などを使いましょう。
※香りや効果を保つため、2週間を目安に交換してください。
部屋をいいにおいにするアロマ活用方法
精油を取り入れることで、部屋の空気にやさしい香りが加わり、日常の時間をより心地よく過ごせるようになります。ここでは、暮らしの中で取り入れやすい精油の活用法を3つ紹介します。
ファブリックスプレー

ファブリックスプレーは、睡眠前の香りのケアに適したアイテムです。
精油と芳香蒸留水(精油を蒸留する際に得られる芳香成分を含んだ水)、無水エタノールを組み合わせるだけで簡単に作れます。
使用するタイミングとして特におすすめなのは、就寝直前です。枕やシーツに軽く吹きかけることで、横になった瞬間から穏やかな香りに包まれ、より快適な睡眠へと導いてくれます。
〈準備するもの(50ml容器1本分)〉
- 無水エタノール…5ml
- 芳香蒸留水…40ml
- 精油…20滴
- ガラスビーカー
- ガラス棒
- スプレー容器
〈作り方〉
- ガラスビーカーに無水エタノールを入れ、精油を加えてガラス棒でよく混ぜる。
- 1.に芳香蒸留水を加え、よく混ぜ合わせる。
- スプレー容器に移す。
※使用時は容器をよく振ってから使いましょう。
※保存料が入っていないため、冷暗所に保管し2週間以内に使い切ってください。
〈おすすめの組み合わせ〉
- スイートオレンジ精油×芳香蒸留水(ネロリ)
- スイートマージョラム精油×芳香蒸留水(ラベンダー)
- ラベンダー精油×芳香蒸留水(ローズ)
アロマストーン

アロマストーンは、精油を楽しむ方法の中でも簡単に取り入れやすいものです。素焼きの陶器などに精油を数滴垂らすだけで、素材が香りを吸い込み、徐々に放出していきます。
希釈する必要がないため、精油の原液をそのまま使えることが特徴です。電気や火を使わず、置くだけで香りが自然に拡散するため、精油を初めて取り入れる方にも適しています。
アロマワックスサシェ

アロマワックスサシェは、インテリアとしても楽しめる手作りアロマグッズです。見た目の美しさと実用性を兼ねているため、部屋やクローゼットに飾るだけで、長期間にわたって柔らかな香りを空間に添えられます。
〈準備するもの(直径5cmくらいの型で2個分)〉
- ミツロウ…大さじ4
- 精油…30滴程度
- ドライハーブ…適量
- リボン…適量
〈作り方〉
- ラップを敷いたトレイの上にクッキーなどの抜き型をセットする。
- 耐熱容器に入れたミツロウを湯煎で溶かし、抜き型に流し入れる。
- 粗熱が取れたら精油をミツロウに混ぜる。
- ドライハーブを表面に飾る。
- 中まで白く固まってきたら竹串で上部に穴を開ける。
- 完全に固まったら抜き型から外し、穴にリボンを通す。
※湯煎する際は、電気調理器で行いましょう。
※溶かしたミツロウを型に流すときは、耐熱容器が高温になっているので注意が必要です。
アロマ以外でいい香りにする方法
精油以外にも、部屋や空間にいい香りを取り込む方法はたくさんあります。今回は、古くから親しまれてきた「パロサント」と「お香」という2つのアイテムについて、その魅力や使い方を紹介します。
パロサント
パロサントは、南米で古くから親しまれてきた香木です。
「パロサント」という名前は、スペイン語で「聖なる木」を意味する「Palo Santo」から由来しています。この香木はパラグアイからアルゼンチン北部にかけて分布し、古くから浄化や儀式の場で用いられてきました。
香木自体は硬く重い性質を持ち、かつては床材として大量に伐採されていましたが、現在はワシントン条約で保護対象となっており、伐採が禁止されています。
パロサントには精油もありますが、香木にそのまま火をつけて薫く方法が一般的です。使い方はとてもシンプル。スティック状の香木を手に持ち、先端に火をつけます。炎が安定したら息を吹きかけて火を消し、煙だけが出る状態にした上で、耐熱皿や専用の台の上に置いてください。その後は、煙が自然に収まるまで待つだけです。
煙は通常1~2分ほどで収まりますが、短い時間でも部屋全体に深みのある香りが広がります。
お香
お香とは、伽羅や沈香、白檀などの香木を原料とした芳香剤のことです。揮発する香りをそのまま楽しむ精油に対し、お香は火をつけて、立ち上る煙とともに香りを楽しむのが特徴です。
お香には、形状や使い方によってさまざまなタイプがあります。
- スティック型:香りが均一に広がるタイプ
- 円錐型:短時間で香りを広げたい場合に向いているタイプ
- 渦巻き型:広い空間でゆっくり香りを楽しむのに適したタイプ
日本では平安時代に貴族の間で親しまれるようになり、室町時代には香りを鑑賞する芸道として「香道」が確立されました。現在も伝統的な文化として受け継がれつつ、日常のリラックスや空間づくりにも活かされています。
インテリアに合わせて香りをコーディネートしてみよう
インテリアの雰囲気と香りは、お互いの印象を引き立て合う関係にあります。ここでは、お部屋のスタイルに合わせた香りの組み合わせをご紹介します。

- ナチュラルでカジュアルなインテリアの場合
グレープフルーツやレモン、ペパーミントなどのさわやかな香りがおすすめです。すっきりとした印象を空間にプラスし、自然の中にいるような心地よさを演出してくれます。 - シンプルモダンなインテリアの場合
ヒノキやローズマリー、ユーカリ、レモングラスなどの香りが空間によくなじみます。すっきりとしたインテリアに、木やハーブを思わせる自然な香りが加わることで、空間全体がより落ち着いた印象になります。 - ロマンティックで華やかなインテリアの場合
カモミールやスイートオレンジ、イランイラン、ローズなどの甘く華やかな香りがよく合います。お部屋全体にやさしい華やかさを添え、温かみのある空間を作り出します。 - 温かみや重厚感のあるインテリアの場合
ジャスミンやラベンダー、サンダルウッドなどの深みのある香りを選んでみてください。空間に安らぎと上品さをもたらし、インテリアの重厚感をよりいっそう引き立ててくれます。
まとめ
部屋をいいにおいにするためには、香りを足すだけでなく、掃除や洗濯、消臭といった日常のケアに精油を取り入れることが効果的です。
さらに、アロマストーンやワックスサシェ、パロサントやお香などを活用すれば、香りを楽しみながら空間の雰囲気も高められます。インテリアに合わせて香りを選ぶことで、より統一感のある心地よい部屋づくりができるでしょう。ぜひ自分の暮らしに合った香りを見つけ、リラックスできる空間を整えていきましょう。
また、精油についての知識をより深めたい方には、アロマテラピー検定がおすすめです。精油の基礎知識や安全な使い方を体系的に学べるため、日常生活にアロマを取り入れる楽しさがさらに広がります。
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