【部屋別】おすすめのアロマ|毎日をよい香りで過ごす方法を紹介

精油の画像

部屋の用途に合わせて精油(エッセンシャルオイル)を選ぶことで、家での時間を心地よく過ごすことができます。精油の種類によって香りがもつ印象や作用が異なるため、お部屋ごとに使い分けることで日常生活がさらに快適に。

今回は、お部屋でアロマを楽しむ方法や、お部屋別のおすすめアロマを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

お部屋でアロマを楽しむ方法

お部屋でアロマを楽しむ主な方法として、下記の4つがあります。

  • アロマディフューザー
  • リードディフューザー
  • ルームスプレー
  • アロマキャンドル


それぞれの特徴を紹介しますので、自分のライフスタイルに合わせた方法を選んでみましょう。

アロマディフューザー

アロマディフューザーの画像

アロマディフューザーには、電気を使うものと使わないものがあります。電気式のアロマディフューザーは、香りを広範囲に拡散したいときに適しています。さまざまな種類があり、超音波で香りを広げるミストタイプや、水を使わずに精油を拡散するタイプなどがあります。


電気を使用しないアロマディフューザーは、ストーンやウッド、スティックなどに精油を含ませて香らせるもので、デスクの上や枕元など、比較的狭い範囲でほのかな香りを楽しみたいときに適しています。


製品によって対応するお部屋の広さやお手入れ方法などが異なるため、ご自身のライフスタイルに合ったものを選ぶとよいでしょう。

リードディフューザー

リードディフューザーとは、スティックタイプのアロマディフューザーのこと。木製のスティックで精油を揮発させることで、お部屋に香りを広げます。

火や電気を使わず、置いておくだけで香りを楽しめる方法です。簡単に手作りすることもできます。

リードディフューザーの作り方

リードディフューザーの作り方は、下記の通りです。


〈準備するもの(30ml~50ml容器の場合)〉

  • お好みの精油…50滴程度
  • 無水エタノール…20ml
  • ガラス容器
  • 竹串(竹ひご)…数本
  • あると便利な用具…耐熱ガラスビーカー、耐熱ガラス棒

〈作り方〉

  1. ビーカーに無水エタノールを入れる
  2. 精油を入れてよく混ぜる
  3. ガラス容器に移す
  4. ガラス容器に竹串を挿す

ルームスプレー

ルームスプレーの画像

ルームスプレーは、瞬間的に香らせたいときに適しています。お部屋の香りをすぐに変えることができ、長く残らないため、寝室やトイレ、玄関などさまざまな場所で便利に使えます。

好きな精油を使って簡単に手作りできるので、お部屋の用途別に用意しておくのもおすすめです。


アロマスプレーの作り方を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
アロマスプレーの作り方|保存方法や注意点も紹介

アロマキャンドル

アロマキャンドルの画像

精油を配合したアロマキャンドルは、天然ならではの優しい香りが広がり、揺れる火影とともに心身をリラックスさせてくれます。夜のリラックスタイムなどに、お部屋の照明を少し落として楽しむのがおすすめです。

※火事の原因となるため、就寝時に使用するのは控えましょう

【部屋別】おすすめのアロマ

精油の画像

人が集まるリビング、リラックスしたい寝室、においが気になるトイレや玄関など、お部屋の目的に合わせてアロマを使い分けると、香りの力をより楽しむことができます。
ここでは、お部屋別におすすめのアロマを紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

リビング

リビングは、家族や友人が集まっておしゃべりを楽しんだり、くつろいだりする空間。アロマキャンドルや電気式のアロマディフューザーで香りを広げると、より和やかに過ごすことができそうです。

明るく前向きな気持ちにしてくれるスイートオレンジや、穏やかで優しい気持ちに導くラベンダーなどの精油がおすすめです。

玄関

家の顔ともいえる玄関は、家全体の印象を左右するスペースです。ゲストを迎える前などにルームスプレーをひと吹きすれば、おもてなしの気持ちが伝わるかもしれません。

精油は、すっきりした香りのレモンや、抗菌作用のあるユーカリやラベンダーがおすすめです。どれも清潔感があり、玄関のにおいが気になるときにもぴったりです。

仕事・勉強部屋

仕事や勉強をする部屋では、非電気式のアロマディフューザーを使うとよいでしょう。自分の周りだけに香りが広がるので、周囲を気にせず香りでリフレッシュすることができます。

精油は、集中力アップが期待できるペパーミントやローズマリーがおすすめ。清涼感のある香りで、リフレッシュしたいときにもぴったりです。

トイレ

トイレはスペースが限られているため、置いておくだけのリードディフューザーやにおいが気になるときにさっと使えるルームスプレーが適しています。

精油は、抗菌作用が期待できるティートリーやユーカリ、レモングラス、ラベンダーのほか、清潔感のある香りのペパーミントもおすすめ。ゴミ箱周りなど、においや衛生面が気になる場所でも役立ちますよ。

寝室

寝室には、香りが広がる電気式のアロマディフューザーがぴったりです。タイマー機能があるタイプなら、就寝中も継続的に香らせることができ、質のよい眠りにもつながりそうです。電気いらずのリードディフューザーもおすすめ。

精油は、睡眠の質を高める作用が期待できるラベンダーやスイートオレンジ、ベルガモットを。ラベンダーは、就寝中に継続して香らせることで、歯ぎしりが減ってぐっすり眠ることができたという研究も報告されているんですよ。


アロマと睡眠の関係について、より詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
睡眠におすすめのアロマとは?良質な睡眠を取るための方法も紹介

お部屋でアロマを使う際の注意点

お部屋でアロマを使うにあたり、3つの注意点があります。

香りの強さに気を付ける

香りの好みや感受性は人によって異なります。精油の使用量は多いほどよいわけではなく、ほのかに香る程度の方が、リラックスや集中力アップなどの作用が高まったことも確認されています。

安全のためにも、適切な量を守って楽しみましょう。

違和感や不快感がある場合は使用を中止する

お部屋でアロマを楽しんでいるときに違和感や不快感を覚えた場合は、すぐに使用を中止し、換気を行いましょう。

お気に入りの香りでも体調によっては不快に感じることがあるため、無理に使い続けるのは避けましょう。

精油に直接触れない

精油は植物の香り成分を高濃度に含んでいるため、原液が肌に触れるとトラブルを引き起こすことがあります。万が一肌に精油がついてしまった場合は、すぐに流水で洗い流します。

また、精油はシミや変色を引き起こすことがあるので、家具やカーテンなどについてしまわないよう注意しましょう。

まとめ

お部屋ごとに使用方法や精油を変えることで、アロマの楽しみ方がぐっと広がります。気分やシーンに合わせて使い分けることで、毎日がもっと豊かに感じられるはずです。

今回紹介した内容を参考に、ぜひあなたのお部屋にぴったりの香りを見つけてみてください。アロマを上手に取り入れることで、気持ちが落ち着いたり、前向きになったりと、自分だけの癒やしの空間を作ることができますよ。アロマとともに、より充実した毎日を楽しんでくださいね。

監修
アロマサイエンス研究所
監修
アロマサイエンス研究所

植物の持つチカラが、心や身体にどのように作用するのか、研究・調査によってその有用性を明らかにし、さらに多くの方にアロマテラピーの魅力を伝えていくため、公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)が立ち上げた研究所。

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